「家事は5割ずつ」
共働き夫婦であれば、家事は分担した方がいいと僕は思っています。
でも実際にやってみて分かったのは、「最初から半分ずつに分ける」というのは、そもそも無理があるということでした。
その「半分」って、どうやって数えているんですか
「5割ずつ」と言うのは簡単です。
でも、家事の量をどうカウントするかは、人によって全然違います。
洗い物の皿の枚数で数える人もいれば、かかった時間で数える人もいる。
献立を考える時間や、子どもの持ち物を思い出す”頭の中の作業”まで含める人もいれば、含めない人もいる。
カウントの仕方が夫婦それぞれで違えば、「5割」という同じ言葉を使っていても、見ている景色は全く違います。
これでは、どれだけ話し合っても「自分の方が多くやっている」というすれ違いがなくならないのも当然だと思いました。
データが示す、同じすれ違い
明治安田総合研究所が2026年に行った調査でも、同じような結果が出ています。
家事分担の「理想」を聞くと、多くの人が「男女それぞれ5割ずつ」と答えます。
ところが「現実に自分がどれくらい担っているか」を聞くと、男性の58.6%が「自分は5割以上担っている」と回答し、女性は実に95.0%が「自分は5割以上担っている」と回答しています。
単純に足し算すれば100%を大きく超える数字です。
つまり、多くの夫婦で「自分の方が頑張っている」という感覚が、お互いに同時に存在しているということです。
僕はこれを、どちらかが嘘をついているとは思いません。
カウントの仕方が違えば、自然とこうなるはずだと思っています。
僕たちがやって良かったこと:「苦手」を素直に言い合う
そこで僕たち夫婦が実践しているのは、「何をどれだけやったか」を数えることではありません。
「これは苦手、これは嫌い」と、お互い素直に言い合うことです。
そして、相手が苦手なことは、基本的にもう一方が担当する。
例えばうちの場合、妻は料理そのものは得意で、子どもの誕生日やクリスマスには豪華なご飯やケーキを手作りしてくれます。
でも、毎日の献立を考えて作るという「日常のご飯」はあまり好きではないと言います。
だから、そこは僕が担当しています。
逆に僕は、保育園や小学校の保護者コミュニティに参加するのがすごく苦手で、正直避けてしまいます。
そこは妻が担当してくれていて、本当に助かっています。
なぜこのやり方が、すれ違いを減らすのか
このやり方をしてから気づいたのは、「相手の方が担当が少ない」というネガティブな気持ちが、明らかに減ったということです。
理由は2つあると思っています。
ひとつは、自分の苦手なことをやってもらっているという、単純な感謝の気持ち。
もうひとつは、「自分がやりたくないことから逃げられている」という、心理的な負担の軽減です。
数を数えて公平に分けようとするより、
「これはお願いしてもいい?」「これは私がやるよ」
とお互いの得意・不得意を素直に出し合う方が、結果的に納得感のある分担になる。
これが、僕たち夫婦がたどり着いた実感です。
最後に
結婚前に話しておくべきなのは、「家事の分担表」ではなく、
「お互い、何が苦手で、何が平気か」を、正直に言い合えるかどうかだと思います。
将来のパートナーと家事について話すときは、
「誰が何をやるか」だけでなく、
「あなたは何が苦手?」
と聞いてみてほしいと思います。
きっと、思っている以上に発見があるはずです。
出典:明治安田総合研究所「2026年恋愛・結婚に関するアンケート調査」
様_fin.png)


コメント